環境問題は、私たち人間が暮らしていく上でどうしても取り組んでいく必要がある課題なので、軽視することはできません。
そのため、一人一人がゴミを減らすための対策を講じる必要があります。たとえば、最近ではレジ袋が有料化され、マイバッグを持参することが推奨されています。
また、必要なものだけ買うようにすることで、無駄なゴミを減らせます。そして、食品についてくる容器など、リサイクルできるものはしっかりと手順に従ってリサイクルすることも大切です。
そのほかにも、水を使う時はなるべく出しっぱなしにしないようにして節水すること、エアコンの温度設定を夏は高めに、冬は低めに設定することで電気を節約することなど、
一人一人が意識をしてきちんと資源を大切に使っていくことは、国として全体で考えるゴミ問題の一番必要な対策と言えます。
残念なことに、法律でいくら規制しても大きな家電製品や産業廃棄物の不法投棄などがあるという現状は変わっていません。海外の成功している例を模範にして、
たとえば、家電などを購入する際にはデポジット分を上乗せし、不用になった家電を引き取ってもらう時にそのデポジット分が返ってくるようにするなど、具体的な対策がまだまだ必要です。
日本は国土が狭いので、埋め立てる場所には限りがあります。他の国に資源として買い取ってもらう、などということも行われているようですが、これらはバーゼル条約などの国際基準に則って行われる必要があります。
簡単に説明すると、必ずリサイクルを目的とする必要があるということです。ですが、これらの行為は根本的なゴミの問題を解決している訳ではありません。地球全体で見れば、資源は減る一方で、ゴミは増え続けています。
また、いくらダイオキシンなどが発生しないように注意して分別した一般廃棄物であったとしても、大量に焼却をすればそれだけ焼却灰は残ります。それを処理するためにはやはり処分場に持っていく必要があります。
ですから、ゴミの種類に限らず、できる限り減らすことを目標にすることが大切です。