廃液リユースでCO2を削減するゼオテック

社   名:株式会社ゼオテック
所 在 地:東京都中央区勝どき五丁目5番14-502号
TEL:03-5534-8712
FAX:03-5534-8724
代 表 者:井上雅仁
設立年月日:昭和53年6月12日
資 本 金:7,000万円
事 業 内 容:株式会社ゼオテックがメイン事業としているのは、MRS(モバイル・リコンディショニング・サービス)です。

これまでは基本的に、工場などで用いられている洗浄水や水溶性加工液、リンス水、油圧油、潤滑油などの液体は、一度使用したあとは水溶性廃液として、ほとんどそのまま焼却処分となっていました。

しかし、これはコスト面から考えても、またエコロジーの観点から考えても、じつに資源の無駄遣いといわざるをえません。

MRSというのは、こうして焼却処分していた水溶性廃液を、濾過してふたたび利用できるようにリユースするサービスのことです。

ゼオテック社では、独自の「エマルジョン除去装置ESUF型」を搭載した専用車両で、現地まで出張して、この液体浄化サービスを行っています。

MRSの方法にはいくつかあり、顧客のラインや工程、目的などを打ち合わせたうえで、もっとも合っているものを提案しています。

その標準的な方法は、

設備から液を抜いて清掃まで行う「設備清掃浄化方法」
設備は稼働させたまま浄化を行う「稼働中循環濾過方法」
あらかじめ液を抜いて搬送する「事前回収液浄化、リユース方法」

の3つです。

いずれにしても、設備や工数はすべてゼオテックの負担となるため、顧客はその分のコストはすべて省くことができます。

また、浄化した廃液は90~98%が再利用できるので、新しい液体を購入する費用も大幅にカットできるはずです。

ほかにも、設備の維持や管理などのランニングコストもいっさいかける必要がないので、とてもお得なサービスとなるでしょう。

そして、MRSで忘れていけないのは、その絶大なCO2削減効果です。

たとえば、水溶性廃液を1,000l焼却処理するとします。すると、それを行うには少なくとも75lの化石燃料が必要となります。これだけでも大変なコストですが、燃焼を行うことで188kgものCO2が発生してしまい、エコロジーの観点からするとそれも大問題です。

ゼオテックでは、このように資源のリユースからCO2削減まで、地球環境に貢献することを最大の目標としています。

このビジネスモデルは、すでに日本、アメリカをはじめ、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、ロシア、中国、韓国、香港、台湾、タイの12ヶ国で特許を取得しています。

さらにコストを削減したいという顧客には、ゼオテック装置の常設使用もおすすめしています。常設することで絶えず液体をきれいに保つことができ、より長い寿命で使用することができるようになるでしょう。

この場合、設備は購入か、リース、レンタルのなかから選ぶことができます。