排ガス低減で地球環境に貢献するコモテック

社   名:株式会社コモテック
所 在 地:埼玉県春日部市南栄町13-17
TEL:048-797-7197
FAX:048-797-7198
代 表 者:小森正憲
設立年月日:平成8年12月17日
資 本 金:1,000万円
事 業 内 容:株式会社コモテックでは、ディーゼルエンジンの排ガス低減装置の設計から製造、販売までを行っています。

1990年代に環境問題が注目されるようになると、それまで技術の発展を支えてきたディーゼルエンジンは、排ガスが原因で時代遅れと見なされるようになりました。コモテックが起業されたきっかけは、そんなディーゼルエンジンを救いたいという想いからでした。

地球環境を守りつつ、ふたたびディーゼルエンジンに光を当てたい。
それを実現するために開発されたのが、「モコビー」という愛称の黒煙除去装置です。

モコビーは、いったんフィルタのSiC(炭化珪素)に煤を集めておいて、エンジンを停止すると同時に再生装置にセット。その間に、電気ヒータによる加熱で煤を燃やして、フィルターをきれいに戻すというシステムです。

この、フィルタ+ヒータのダブル機能によって、モコビーは黒煙除去率99.7%、さらにPM除去率80%という驚くべき数値を記録しました。

モコビーのフィルタには、世界最高クラスのイビデン株式会社製「炭化珪素製セラミックフィルタ」が用いられています。そのため、熱、衝撃、薬品などに強く、ほかのフィルターのように数年程度で交換する必要もありません。

その信頼性の高さから、ディーゼル規制が始まった2003年からは、各地の消防自動車やクレーン車など、特殊車両を中心に、3,000台以上もの車両に搭載されることとなりました。なかでも、より丈夫な装置をもとめられる消防車には、95%のシェア率で搭載され、業界第1位となっています。

ほかにも、「アイドリングやノロノロ運転で目詰まりにならない」、「触媒がないから重油が使える」、「フィルタを自由に取り外せるから交換が簡単」、といったさまざまなメリットがモコビーにはあります。

また、除去できるのは黒煙だけではありません。

「CCES」というNOx低減装置を組み合わせれば、窒素酸化物も30~50%の割合で減らすことができます。さらに、すすに臭いが付着することで、臭い成分も3分の1まで減少。フィルタがマフラーの役割を果たすことで、排気音まで静かにすることができるのです。

まさに、モコビーさえあれば、ディーゼルエンジンにまつわるあらゆる悩みを解決するといっても過言ではないでしょう。

そんなコモテックの基本理念は、ディーゼルエンジンの排ガス低減技術で地球環境の改善に貢献すること。

そのうえで、「世のため、人のため」という創業以来の精神を持って、現在も新しい技術を提供しつづけています。